易占いの基本となる八卦(はっけ)の解説

易は、陰と陽の組み合わせから成り立ちます。陰と陽を3つ組み合わせたものが、「乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)」の八卦です。

それぞれの卦は、自然界を表す「天、沢、火、雷、風、水、山、地」の8つのエレメントに対応しています。

それぞれ解説します。

乾(けん)について

「乾(けん)」は、3本の陽(☰)から成り立っていて、「天」に対応しています。

その意味するところは、物質的なもの、宇宙、太陽、男性、顕在意識、神的なもの、顕現することなど。

兌(だ)について

「兌(だ)」は、1本の陰と2本の陽(☱)から成り立っていて、「沢」に対応しています。

その意味するところは、湖、喜び、学び、謎が解けた時の悦び、お金、少女、献身、語ることなど。

離(り)について

「離(り)」は、1本の陰と2本の陽(☲)から成り立っていて、「火」に対応しています。

その意味するところは、火、まといつくもの、明るさ、智慧、麗しさ、情熱など。

震(しん)について

「震(しん)」は、2本の陰と1本の陽(☳)から成り立っていて、「雷」に対応しています。

その意味するところは、雷、奮起するもの、活発、イニシアチブを取る、エネルギーなど。

巽(そん)について

「巽(そん)」は、1本の陰と2本の陽(☴)から成り立っていて、「風」に対応しています。

その意味するところは、風、柔和、穏やかさ、従順、風のような勢いなど。

坎(かん)について

「坎(かん)」は、2本の陰と1本の陽(☵)から成り立っていて、「水」に対応しています。

その意味するところは、水、穴、くぼみ、底知れないもの、落ち込み、障害、雨など。

艮(ごん)について

「艮(ごん)」は、1本の陰と2本の陽(☶)から成り立っていて、「山」に対応しています。

その意味するところは、山、頂上、動かないもの、危険、集中、沈着冷静、頑固なさまなど。

坤(こん)について

「坤(こん)」は、3本の陰(☷)から成り立っていて、「地」に対応しています。

その意味するところは、大地、地球、非物質的なもの、命を生み出す、無に帰す、受容など。

八卦(はっけ)から64卦へ

八卦を2つ組み合わせたものが、易の64卦になります。「64卦目次」からご参照ください。