水地比(すいちひ)とは?
水地比(すいちひ)の比の字は、人が2人並んでいる様子を表した象形文字です。水地比には人と人が親しむ、助け合う、寄り添うという意味があります。
比は吉。原筮(げんぜい)し元永貞にして咎なし。寧(やすらか)ざるもの方(まさ)に来る。後夫(こうふ)は凶。
人と親しむのは吉。何度も占って相手を見極め、きちんとした人と親しむようにするならば、永い期間に渡ってこの上もない幸せを享受して、悪いことは何もなくなる。よろしくない人物もやってくるときなのでよく注意しよう。いざという時に遅れてくるような男は何をやってもダメ。
水地比(すいちひ)は、一対一の関係、パートナーシップ、ときにはライバル。仲睦まじく、一方が倒れたときは、もう片方が手助けするという愛ある関係です。仲良きことは美しき哉。
水地比(すいちひ)全体の恋愛運
恋愛運大吉。人と人が親しむ、助け合う、ぴったりと寄り添うという意味がある水地比ですから、恋愛を占ってこの卦が出たということは、あなたと彼は相性ぴったり。水が大地に染み込むようにしっとりと息が合い、お互いに「離れるなんて考えられない!」という感じかも。ただ、近すぎて相手を束縛するということにならないように注意しましょう。
水地比(すいちひ)初爻の恋愛運
孚(まこと)有りて之れに比す。咎(とが)なし。孚(まこと)有りて缶(ほとぎ)に盈(み)つれば、終(つい)に来たりて他の吉あり。
比は、仲睦まじい様子。初爻は、誠実に親しみます。悪いことは何もありません。五爻までの距離は遠いのですが、質素ながらも誠実に尽くすのでその思いは君子に通じて、思いがけない幸運を手にするでしょう。
水地比(すいちひ)2爻の恋愛運
之れに比するに内よりす。貞吉。
水地比とは親しむこと、パートナーシップ。二爻は、正しさと真心をもって、正当な相手と親しみます。自分の心の内を誠実に伝えることで相手の心と通じ合うことができるでしょう。辛いことがあっても一緒に乗り越えていける2人です。息もぴったり。
水地比(すいちひ)3爻の恋愛運
之に比するに人に匪(あら)ず。
水地比は人と親しむとき。三爻は、人と親しもうとしますが、相手が良くない人だと言っています。不適切な人と親しむのは時間の無駄ですし、寂しさを紛らわすために適当な人とお付き合いすると自分がどんどん損なわれてしまいます。その人は本当にあなたに相応わしい人ですか?
水地比(すいちひ)4爻の恋愛運
外、之を比す。貞吉。
水地比は、仲睦まじいとき。四爻は、外に出て五爻の君子と親しみます。君子があなたに親しみを感じていて、手を差し伸べているのです。外の世界へ出ることで世界が広がるでしょう。彼の愛情を一身に集めることになりそうです。大吉です。
水地比(すいちひ)5爻の恋愛運
比を顯(あきら)かにす。王、三驅(さんく)を用いて前禽(ぜんきん)を失う。邑人(ゆうじん)は誡(いまし)めず。吉。
五爻の王様がパートナーと親しむという水地比の道を世の中に示します。親しむというのは相手の自由を束縛して自分の近くに置くことではなく、相手の自由を尊重すること。力で強制的に従わせるのではありません。お互いをリスペクトし合える関係を築いていける2人です。もちろん吉。
水地比(すいちひ)上爻の恋愛運
之に比するに首なし。凶。
水地比は、親しむこと。上爻は親しもうとしてやってきましたが、親しむべき相手が見当たりません。どうやら来るのが遅かったようです。あなたとの約束の時間に遅れてくるような男の人と親しむのはやめておきましょう。凶です。