艮為山(ごんいさん)とは?
艮為山(ごんいさん)は、山が2つ重なった形です。どっしりと山のように動かないことで道が拓けていくという卦です。頂点を極めるという意味もあります。
其の背に艮(とど)まり、其の身を獲(え)ず。其の庭に行きて其の人を見ず。咎(とが)なし。
背中に気持ちをとどめて、自分の身を利することをしない。庭に入ってもそこにいる人を見ない。問題はなくなる。
身体の中心に、心をどっしりと落ち着かせることができれば、それは瞑想になります。庭先で人がわちゃわちゃしていても、惑わされることがありません。不動の境地、憧れますね!
艮為山(ごんいさん)全体の恋愛運
心を動かさないことが開運につながります。この人!と決めたら他所に心を動かさないことです。山は越えねばならない困難を象徴することもあります。1人では越えられない山も2人一緒なら超えられるでしょう。がんばってください。
艮為山(ごんいさん)初爻の恋愛運
其(そ)の趾(あし)に艮(とど)まる。咎(とが)なし。永貞(えいてい)に利ろし。
艮為山は、止まることについて。初爻は、足が止まっています。問題はありません。止まっていることで永く続く喜びがあります。しっかりと足元を固める段階。
艮為山(ごんいさん)2爻の恋愛運
その腓(ひ)に艮(とど)まる。その隨(したが)うを拯(すく)わず。其の心快(よ)からず。
艮為山(ごんいさん)は止まることについて。この二爻は三爻に従って止まっています。動きたくても自由に動けない状況です。自分主導で進みたくてもうまくいきません。不満が募ります。でも動かない方がいいです。
艮為山(ごんいさん)3爻の恋愛運
其の限(げん)に艮(とど)まる。其の夤(いん)を列(さ)く。厲(あや)うくして心を薰(いぶ)す。
艮は山のように動かず。三爻は動くことができないため、背骨が引き裂かれるような激痛にあい、心は灼けつくような思いに苦しんでいます。不安と焦心でいっぱいです。今しているその心配は、意味のある心配ですか?無理に進まなくても解決する方法があるかもしれません。
艮為山(ごんいさん)4爻の恋愛運
其の身に艮(とど)まる。咎(とが)なし。
艮為山は止まることについて。四爻は、身の程を知ってそこに留まります。必要以上に動かないことで失敗を免れます。彼に対して何か行動を起こしたくなっても、今は分が悪いのであえてとどまって咎なしです。
艮為山(ごんいさん)5爻の恋愛運
其の輔(ほ)に艮(とど)まる。言(こと)に序(じょ)有り。悔い亡ぶ。
艮為山(ごんいさん)は、とどまって吉。不動の境地。五爻は、輔(ほっぺたのこと)に止まる。順序を正しく礼を尽くして言うので伝わりやすい。言わなくてもいいことは言わない。後悔するようなことはなくなります。大切なことを伝えることができるかも。肝心なことはきちんと筋を通しましょう。
艮為山(ごんいさん)上爻の恋愛運
艮(とど)まるに敦(あつ)し。吉。
艮為山は、動かざるごと山のごとし。とても高いところに不動の地位を獲得しました。頂点に君臨しています。心も穏やかで澄みわたっていることでしょう。充実してそこにとどまっています。これまでいくつもの山を越えてきた2人なら、これからの関係も安泰です。