地山謙(ちざんけん)の恋愛運

地山謙(ちざんけん)とは？

「山」がその高さを誇らず「地」の下に謙(へりくだ)っているように、自分に能力があってもそれを誇ることなく、相手を高く評価する様子が地山謙(ちざんけん)です。
「謙は亨る。君子終り有り。吉」といい、謙譲の美徳で物事は亨り、有終の美を飾ることができます。

思慮深く、慎しみ深いあなたの心が相手に伝わり、自然と手と手を取り合うような関係になっていくでしょう。相手の存在を尊重しリスペクトしていくことで、お互いに想い合い尊重し合う二人になれそうです。

謙謙(けんけん)。君子用て大川(たいせん)を渉(わた)る。吉。

大きな川を渡るような大冒険の始まりです。危険もあるかもしれませんが、相手を尊重する謙虚な気持ちが伝わり人望を集めます。よい関係を築けるとき。進んで行って吉です。

鳴謙(めいけん)。貞吉。

謙遜の心が鳴り響いて共鳴しています。立派なのに謙虚な人の姿に習い、自分もそうであろう努めるのです。もちろん吉。お互いに相手を理解しようと努め、尊重しています。

労謙(ろうけん)。君子終り有り。吉。

相手のために労を惜しまず貢献しますが、それをひけらかすことをしません。そのようであるので自然と尊重され、丁重に扱われます。縁の下の力持ち。苦労はあっても報われます。

利(よろ)しからざるなし。謙を撝(まね)く。

謙虚の心があるので、何事もうまくいかないことはありません。お互いに謙虚な姿勢で臨みます。そのことが二人の関係をより良いものにしていくでしょう。任せて安心、尊敬と信頼の関係です。

富まず。其の鄰(となり)を以ってす。用(もち)いて侵伐するに利ろし。利(よろ)しからざるなし。

富を独り占めせず、隣人と分け合います。もしそれができない人がいたら厳しく注意しても大丈夫。普段から謙虚なあなたに周囲の人も従います。悪いことは何一つありません。

鳴謙(めいけん)。用(もち)いて師を行(や)り邑国(ゆうこく)を征するに利(よろ)し。

立派でかつ謙虚な人を見てそれを見習います。自国内の従わない者については、これを征伐するのが良い。正しい態度で接しても従わない人は、きっぱりした態度で懲らしめていいのです。