年下の恋人とお付き合いしています。最近会えなくて彼が私をどう思っているか、そのことばかり考えてしまいます。主人とは何年も前からセックスレスです。ひどい断られ方をして今も心の傷です。
今回普通の?恋愛相談かと思っていたら、レスの問題も絡んでいて深いです。
ちょっと調べたら、40代では約6割がレスらしいですね。
しかも日本は断トツのレス国家だとか。
陰陽和合を推奨する易者にとっては由々しき事態です。
とは言え、レスに関しては何が正解なのか、実際のところよく分からないのよね。
男女それぞれ理由があるだろうし。
やっぱお母さんみたいになっちゃうから?
義務みたいに感じちゃってできなくなるのかな?
疲れてやる気が起きないというのもありそう。
それともホルモンバランス?
でも、理由が「ホルモンバランス」だとしたら、日本だけが断トツのレス国家なの説明がつかないよね…?
とすると、日本の婚姻制度に原因があるのかな?
などとぼんやり考えながら、ふと手にした本の適当なページをパッと開いたら「これは…」というのがちょうどありました。
愛情面に関して言えば、最初の夫との関係において、私は依存的な人間でした。というのも、私の期待に夫が応えない時、私は多くの否定的な感情を持ったからです。私は、彼が私のニーズを満たすことを望んでいました。彼との結婚生活は15年続きました。
パートナーが自分の要求を満たすべきだと考えている時、私たちは愛情面において依存的であると言えるでしょう。つまり、愛とはそのようなものだと思い込んでいるわけです。
相手が自分を愛している証拠を欲しがるのは、自分を充分に愛していないからです。その場合、自分の外に愛を求めるようになるのです。「いつまでも若さとエネルギーを失わない生き方 ─スピリチュアル・アンチエイジングで〈こころ〉と〈からだ〉の力を取り戻す(原題:Comment prendre de l’âge tout en ayant beaucoup d’énergie)/リズ・ブルボー(Lise Bourbeau)
いくつかポイントがあると思います。
まず、パートナーは自分のニーズを満たすために存在しているのではないということ。
これは男女共に自覚が必要かと。あなたの性的欲求を満たすために相手がいるのではないということです。もちろん双方のニーズが毎日ぴったり満たされれば理想ですが、そうじゃない場合も往々にしてあります。
そして、「愛」を相手の中に捜そうとすると失敗するということ。
相手に証拠を要求すると関係は徐々に壊れていきますよね。
で、よくないのが、女の人に多い気がするのですが、「レス=自分は愛されていない」という考え方ですね。
女として終わったように感じる人もいるようです。
男の人だと全人格を否定されたように感じる人もいるようです。
決してそういう訳ではないのですけどね。
ですから、ある日パートナーに断られても、世界が終わったかのように思わないこと。そして、そのことで相手を責めないことも大切になってくるかと思います。
心のどこかで責めていたり、「(夫なら、妻なら)本当はこうするべきなのに!」という気持ちがあると口には出さなくても相手には伝わりますからね。
大丈夫です。世界はちっとも終わっていませんから。自分を責める必要も、相手を責める必要もありません。
「自分を愛する」とは、この場合だと悪い考え方から離れて自分に自信を持つと考えていいでしょう。
ご相談者様は、恋人と会えないことで不安ということですが、恋人の中にも証拠を捜そうとしていらっしゃるのかもしれません。
彼が自分を愛していると言う証拠。
でも証拠なんてものは捜しても見つからないんですよね。
だからと言って愛がないわけでもないんです。
なんて言ったらいいんだろ?
証拠を必要としない状態が愛なんですね。
今回、占いの結果として非常に強い運が出ました。
証拠を求めて彷徨うのを終わりにして、証拠がなくても揺らがない強い自分、というものに目覚めていただければと思います。
そうして自分が安定すれば、恋人との関係も自然と安定したものになっていくでしょう。
この方、お仕事をしながらお子さんも育てた立派な女性でまだ40代の女盛りです。愛も人生もきっとまだまだぜんぜんこれからですよね。
今回本を引用したリズ・ブルボーさんは執筆時78歳とのこと。
花の命は結構長いのよね。