【願望実現】過去を手放して、美しい希望の季節へとボートをこぐ🦢

読者の方から、「若い頃は夢もあったけど、年を重ねるごとにいろんなものに縛られて、自由に身動き取れなくなりました」というご意見をいただきました。

お送りいただきありがとうございます。

なんとなく、エイブラハムの願望実現のやり方や、現実創造の仕組みを聞いていると、現実離れしているような気がして、「現実の自分は少しも自由じゃないし・・」と感じてしまうことは、誰にでもあるのではないかと思います。

たとえば、社会的な責任を負っていたり家族がいたりすると、「自分の希望を叶える」ということも難しく感じられて、不自由さを感じたりするかもしれません。

そんなときでもエイブラハムは、内なる存在と調和することが大事だと言っています。

過去からのしがらみがあって思い通りにならない現実に直面したとき、どうするべきか?ある日のワークショップのメモです。

【願望実現】過去を手放して、美しい希望の季節へとボートをこぐ🦢

疑いには、とてつもない抵抗があります。

希望には、抵抗は少ないです。

(注:抵抗とはネガティブな感情のこと。願望実現を阻む抵抗勢力です)

希望の方が内なる存在と調和しています。

信じているときは希望よりさらに、内なる存在と調和しています。

なぜなら信じることは希望よりも抵抗が少ないから。

「知っている」という状態には、抵抗はありません。

信じているときよりも、もっと抵抗がない。

なぜなら、その人が「信じている」と言うときはまだ調整したり、磨きをかけたり、いじったりすることが多いからです。

でも、「知っている」というときは、ただ知っているのです。

「知っている」というとき、その証拠を感じ取ることができます。

鳥肌が立って、ぞくぞくしてきます。

思考の流れがやってきて、間違いなく願いへと向かうインスピレーションに突き動かされます。

エスターはこれまで考えた考えをとっておく必要はなく、いつでも新しい考えを取り入れることができると知っています。

(注:日々新しい思考やインスピレーションを受け入れているということ)

それが彼女の信条なのです。

古い信条に縛られていると、新しい考えを思いつくことができません。

古い考えを新しいものに取り替えることができないのです。

たとえその古い信条が社会の進化や拡大に合わなくなってきたとしてもです。

古い考えにどっぷり浸かっている人たちはそうなっています。

以前は正しかったことでも、今はそうでないかもしれない。

そのことに考えが及ばなくなっているのです。

(注:たとえば子供の頃に親から教わったことが大人になると役に立たなかったりします)

過去からの継続が素晴らしいのは、それがあなたの役に立つときです。

あなたが守られていると感じるとき、過去からの継続は役に立っています。

そのときあなたは過去を起点に未来へとジャンプできるのです。

一ついい例をご紹介します。

あるとき、エスターは空港の近くにある自宅を改装しようとしていました。

家の周りには樹齢数百年を超える、とても古いナラの木が何本か生えていて、ジェリーとエスターが建てた家の真正面にも1本立っていました。

家は木を囲むように建っていて、その木がなかったら、ガレージをもっと大きくできたかもしれないし、リビングはもっと広かったかもしれませんが、エスターにとってその木は大切なものだったので、そのまま残してありました。

彼女はその家の改装のために新しい人を雇いました。

ある日その人から、木を刈り取ったというメッセージが届いて、エスターが現場に駆けつけたときには、もう大きな枝が2本切り落とされていました。

エスターはショックで泣いていました。

そして「この木は私がとても大事にしていたものだったのに!」とその人をなじりました。

(注:エスターは、エイブラハムとコネクトしていないときは、ある程度ビジネスで成功した普通のアメリカ人女性です)

別にエスターはその家で毎日木を眺めていたわけではなく、その木は大きくなりすぎて玄関をふさぐようになっていたのにです。

なので普段、エスターは別の入り口を使っていました。

でも新しいビジョンでは、玄関の方が重要だったようです。

でもエスターはジェリーと一緒に考えた古いビジョンにしがみついていました。

ジェリーとの思い出がつまった木だったので、木を残すことが正しいと思っていました。

そうやって、すでにアクティブでもビビッドでも重要でもない正しさにしがみついていました。

それで新しくやってくる次のものに道を譲ることができなくなっていた。

ともあれ、ジェリーと請負業者は一旦引き上げて、今後の計画について話し合いました。

木の場所を変更することについても考えました。

すると程なく、家の改装は本当にビューティフルなプロセスへと変化していったのです。

古い家の波動はエスターの頭の中に鮮明に残っていて、それは当時は完璧なものでした。

でも当時正しかったものが、今もそうとは限りません。

物事の進化の中で、古いものは新しいものに取って代わられるからです。

古いものにしがみついて、新しいものに一切道を譲ろうとしなかったらどうなるでしょう?

あなたのボルテックス(波動の現実)はあなたにとって本当に必要なものを知っています。

そして、内なる存在は決して過去を振り返ることをしません。

そこであなたが正しさにしがみついていたら…?

内なる存在は、今までのものを手放して、より適切な方向に向かって進むべきだと言っている。

そのとき、手放すのは簡単ではありませんね。

目の前にある現実はあまりにもビビッドで、見たり聞いたり匂いを嗅いだりできるのですから。

そしてあなた方は、どれが正しいか、年がら年中お互いに議論しています。

議論をやめて前進すれば、全員がもっといい結果を受け取れるはずなのに。

エスターは過去にしがみついていました。

もしあなたにもそんなことが起こったら、自分にこう質問してください。

「私は自分の人生を拡大させようとしているか?それとも過去にしがみついているのか?」

自分の立場を正当化するために過去にしがみついているなら、もはやあなたは創造していません。

あなたは前進していません。

そしてあなたはかなり惨めです。

なぜなら、内なる存在はいつだってあなたを呼んでいるのですから。

あなたが望むものすべてが揃った場所へとあなたを呼んでいるのですから。

(注:内なる存在はあなたの本当の希望を熟知していて、いつでもそちらへと呼んでいます。過去にしがみつくことはその道をふさぐことになって、それをエイブラハムは惨めなことと言っています。請負業者が木を伐採したのは起こるべくして起こったことなのかもしれません。わからんけど。)