「望むものを手に入れたいなら、それがすでにあるフリをしなさい(Fake it till you make it)」――こんな言葉を耳にしたことはありませんか?
ポジティブ思考の文脈でよく語られるこのフレーズですが、大きく誤解されがちな点でもあります。
ポジティブ心理学のカウンセラーの話を聞いて、自信のある「フリ」をしても、自信もお金も恋人も引き寄せられてきません。(当たり前)
では、インチキカウンセラーの言ってることと、エイブラハムの伝えていることは、一体何が違うのでしょうか?
今回は、「引き寄せの法則」の核心に迫り、願望実現に必要な心のあり方についてエイブラハムが語ったことです。
【引き寄せの真髄】感情が現実をつくる【練習あるのみ】

「あたかもそうであるかのように」という言葉の本質
「あたかもそうであるかのように、それが今存在し、将来もそうであるかのようなフリをする」ということについて少しお話ししたいと思います。これを明確にしておくことは重要だからです。
もし自分が信じていないことを現実であるかのようなフリをすると、自分の中に抵抗の流れを作ってしまいます。つまり、何かを偽っていて、本当には感じていない場合、それは私たちが教えているものではありません。
私たちが教えているのは、言葉で表現したり、行動で示したりすることではありません。私たちが教えているのは、あなたの願望の中にある波動を見つけることです。それが伝えたいことです。
願望の中心にある感情
なぜあなたはそれを望むのでしょうか? その願望の中心にある感情は何ですか?
私たちの目標は、その感情にアクセスし、増幅し、育むことです。つまり、まるでそれが現実であるかのように感じることです。そうすれば、それは現実になります。
その願望の核心にある感情は何ですか?その感情に到達しましょう。その感情を増幅させましょう。その感情を動かしましょう。
私たちは「それが今存在し、将来もそうであるかのように感じてください」と言います。それを感じてください。そこまで自分自身を到達させ、そこまで到達する練習をしてください、そしてそこまで到達する練習をしてください、そしてそこまで到達する練習をしてください。
そして、そこまでがあなたがする必要のあることのすべてだと理解してください。それがあなたの仕事です。今存在する波動から、存在する波動の認識へと(到達することが)。
残りのことは引き寄せの法則が請け負います。
信念のかけら
もしあなたが心から感じていなければ、いつも偽っていることになります。
中には、ずっと偽っていれば最終的に信じるようになると主張する人もいるかもしれませんが、私たちはそのような事例を見たことがありません。
あなたは信じるものを見つけなければなりません。なぜなら、あなたは信じているからです。なぜなら、あなたはその感覚を見つけたからです。あなたは、信じるためにそれ(願望実現)が存在している必要がなくなったからです。
あなたは、何度も何度も、何度も何度も、自分自身がアライメント(調和)できることを示してきたからこそ、信じるのです。
すべての願望の核心は良い気分
私たちはこれをしばしば述べてきました。物質的なもの、人間関係、状態、状況、出来事、その他すべてにおいて、誰もが望むものは、最終的にそれを手に入れることで気分が良くなると信じているからです。
でも皮肉なことに、あなたはその望む感情を(願望実現という)条件がなくても手に入れることができます。ただ、その感情になることが可能だと知る必要があるだけです。
現実におけるあなたの役割の理解
これを達成するには、この時空間の現実のルールと、その中でのあなたの役割を理解する必要があります。
あなたは自分がソースの延長であることを認識し、それを自分自身で証明しなければなりません。なぜなら、誰もあなたに代わってそれを証明することはできないからです。
どうすればそれが分かるのでしょうか? まずは、それ(ソースとのつながり、あるいは自分がソースの延長であるという真実)を受け入れないことによって、そしてその後、それを受け入れることによって、そして、違いを生み出しているのがあなた自身であることに気づき始めることによってです。
引き寄せの力点はあなたの考え方です。あなたの焦点です。あなたの願望です。あなたの意欲です。そして、あなたの理解です。
まとめ
何度聞いても分かりにくいですが、要するに「目の前にそれがなくても、すでにそれを感じ、その実現を確信できるようになった。そのときあなたは本当に信じている」ということです。そして、この確信こそが、望む現実を引き寄せるための強力な波動となります。
繰り返しアラインメントを練習する必要があります。
しかし、練習すれば上達します。
エイブラハムは、ありもしない何かを「信じる」「フリをする」ことを推奨しているのではないということをお分かりいただけましたでしょうか?