火地晋(かちしん)の恋愛運

火地晋(かちしん)とは?

火地晋(かちしん)のカード。あざやかな朝日を浴びて歩こう〜♪

上卦が火☲で、下卦が地☷ですから、日(火)が地上に昇って行く時と見ます。大地の上に昇っていく太陽のイメージです。仕事では今やっていることがトントン拍子に進んで出世街道真っしぐらというという感じ。昇る朝日が誰にも邪魔されないように、するすると昇り進んでいけます。

易経には「晋は、康侯(こうこう)用て馬を錫(たま)うこと藩庶(はんしょ)。晝日(ちゅうじつ)三たび接す」とあります。王様から認められて馬を賜ります。昼間のうちから3回も接見を許されます。大出世ですね。

詳しく見てみましょう。

地の上に火ですから、地面から太陽が昇るように、まさに日の出の勢いがあります。

昇りゆく太陽が誰にも止められないように、ぐんぐんと力をつけていき、やがて中天に輝くという卦です。

今はちょうど朝日が昇るとき、つまり活動開始のときです。気を引き締めて、前向きに物事に取り組みましょう。大きな成果を得ることができます。

易経本編には「優秀な領主が多くの馬を賜った。 王から一日に3度も接見を許された」とあります。

前途明るく有望です。

仕事では、上司の引き立てもあり、トントン拍子に出世の階段を上って行くでしょう。抜擢などもあるかもしれません。

とにかく勢いのあるときです。忙しさもあるでしょうが、すべてがよい方へと変化していきます。

正しく道を進んでいるときです。周りに嫉妬したり、足を引っ張ろうとする人が出てきても気にしないこと。

火地晋(かちしん)の恋愛運

恋愛、結婚にもとても良い卦です。頭脳明晰でカリスマ性のある君子と、坤の徳(受容性)を持った女性ですからよいパートナーとなるでしょう。

今はパートナーがいない人も、近々白馬の王子に出会うかも。

勝利と成功の卦ですから、並み居るライバルを抑えてあなたがトップに立つ、といったこともありそうです。

相性もバッチリで、彼から燦々と降り注ぐ愛情をたっぷり受け取れる予感。

これから結婚という2人は、朝日が昇るように明るい家庭を築いていけることでしょう。

愛が眩しく輝くときです。安心して進んでください。

火地晋(かちしん)初爻の恋愛運

晋如(しんじょ)摧如(さいじょ)。貞吉。孚に罔(くら)し。裕かにして咎なし。

火地晋は進み輝くとき。初爻は、勢いよく進もうとして心が挫かれるようなことがあります。道を守って安んずれば吉。真心が通じないときですが、未来を信じてゆったりした気持ちでいれば何も問題はありません。

火地晋(かちしん)2爻の恋愛運

晋如(しんじょ)愁如(ゆうじょ)。貞吉。茲(そ)の介福を其の王母に受く。

火地晋は昇り輝く朝日☀️二爻は進むことがかなわず憂えています。しかし正しく進んでいるので、のちには引立てを受け、深くて大きな愛を受け取ることになります。年上の女性が味方になってくれるかも。良いときです。

火地晋(かちしん)3爻の恋愛運

(しゅう)(まこと)とす。悔亡(ほろ)ぶ。

火地晋は、明るい方へ進む躍進の卦。三爻は、パートナーとの信頼が深まるとき。あなた一人ではありません。共に手を携えて進む人がいます。後悔するようなことはありません。

火地晋(かちしん)4爻の恋愛運

晋如(しんじょ)鼫鼠(せきそ)。貞にして厲(あや)うし。

火地晋は朝日の勢いで登り進むとき。四爻は、進み方が大きなネズミのようであると言っています。ネズミは昼間は隠れていて夜になると餌を求めて駆け回ります。たとえ道に外れていないとしても危うさのあるときです。嫉妬されたり邪魔が入ったりするかも。慎重な行動を。

火地晋(かちしん)5爻の恋愛運

火地晋(かちしん)の馬

悔亡ぶ。失得(しっとく)恤(うれ)うる勿(なか)れ。往きて吉。利(よ)ろしからざるなし。

火地晋は前途洋々、明るく進み輝く卦。五爻は、絶好調。後悔することはなくなります。損得を心配する必要もありません。大躍進できるでしょう。運気上昇中です。「こうしたいな」と思っていたことを実行するのは今です。

火地晋(かちしん)上爻の恋愛運

其の角に晋(すす)む。維(これ)用(もちい)て邑(むら)を伐つ。厲(あや)うけれども吉にして咎(とが)なし。貞吝(ていりん)。

火地晋は勢いよくのぼり進む。向かう所敵なし。上爻はその最終局面。内部で自分に服従しない者を征伐します。危険な道ですが行うべきことです。抱えている問題をクリアにできるでしょう。でもちょっと残念な気分かも。進みすぎてしまった?

火地晋(かちしん)まとめ

易には上昇を示す卦が3つあります。

風山漸(ふうざんぜん)、地風升(ちふうしょう)、それから今回の火地晋(かちしん)です。

前者のふたつがゆっくり昇り進むというイメージがあるのに対して、火地晋(かちしん)は、馬に乗って草原を駆け抜けるようなスピード感と爽快感のあるときです。

振り向くことなく進んで行きましょう。