地風升(ちふうしょう)は上卦が大地をあらわす「地」、下卦が木をあらわす「風」からなっています。
地風升(ちふうしょう)のときは、どのような運勢なのでしょうか?パートナーとの相性は?気になる恋愛運も含めて解説します。
地風升(ちふうしょう)とは?
地風升(ちふうしょう)は、地中から芽を出した若木がすくすくと伸びて大木へと成長する様子を示します。「上昇」「昇格」などに縁があります。
おそらくあなたは実力もあるのでしょう。才能が認められ、これからぐんぐんと出世していく運勢です。
ただ、昇ると言っても一足飛びにはいきません。ちょうど木が伸びるように、少しずつ着実にです。はやる気持ちをおさえて一歩一歩進むことで、最後には大きな成功を収めることができます。
小さいことでもおこたらないのが開運のコツです。
ただ、どんなに優れた才能があって、努力もしたとしても、相応しい場所にいなければ成果は乏しいでしょう。
地風升(ちふうしょう)のときは、ちょうど地面から芽が出たときのようなもの。陽当たり良く、肥沃な土地であればすくすくと伸びて行きますが、日陰にあっては伸びるものも伸びません。
正しく自分の実力、才能を認めてくれる所を選ぶのは大事なことですし、認めさせる熱意も必要です。
そのようであれば、階段を上るように着実に進むことができ、必ず大樹へと成長するでしょう。
無名の存在から権力の座につくような、大出世を暗示する卦(け)です。
升は元(おお)いに亨る。用(もっ)て大人を見る。うれうることなかれ、南征すれば吉。
地風升は大いなる成功に至る道。大人に会うとよい。恐れることは無い。 南に向けて出発すれば幸運に恵まれる。
行く手に障害がなく成功できます。運が味方するときです。前進しましょう。
良き相談相手を得て、周囲からの応援もあるときです。
南というのは、方角の南も指しますが「自分の心が明るくなるところ」「理想の自分」と考えてもいいでしょう。
幸運や豊かさがもたらされます。
地風升(ちふうしょう)の恋愛運
恋愛、結婚大吉です。玉の輿に乗るような喜びのあるときとも言われています。
パートナー運も最高です。彼は穏やかで頼りになる人ですし、あなたもきっと穏やかで堅実なタイプですから、木がすくすくと伸びるように、丁寧に愛情を積み重ねて、揺らがない愛を築いていけるでしょう。
地風升(ちふうしょう)初爻の恋愛運
允(まこと)に升(のぼ)る。大いに吉。
理想に向かって進むとき。運気は上昇中。パートナーと力を合わせて昇り進んでいけます。親切心が開運の鍵。自分1人ではできないことも彼の助けを得て上手に乗り越えていけるでしょう。安心してください。
地風升(ちふうしょう)2爻の恋愛運
孚(まこと)あり。乃ち禴(やく)を用うるに利(よ)ろし。咎(とが)なし。
相手を思う気持ちにあふれています。真摯な心で臨むので、派手な飾りや高価なプレゼントがなくてもお互いに満たされていくでしょう。彼のさりげない優しさに包まれて幸せを実感するとき。何も問題ありません。
地風升(ちふうしょう)3爻の恋愛運
虚邑(きょゆう)に升(のぼ)る。
地風升(ちふうしょう)は果実の種が地上に落ちて、春の日を浴びて芽を出し、すくすくと伸びて大きな木に成長するという卦です。今、2人の行く手を阻むものは何もありません。疑いを捨てて、真っ直ぐに昇り進んでください。
地風升(ちふうしょう)4爻の恋愛運
王用て岐山(きざん)に享(きょう)す。吉。咎なし。
地風升は木の芽が伸びるように登り進む。二爻は、王より岐山(霊廟)の祭祀を任されて、これを執り行うとあります。彼は有能で力があり、あなたのことをしっかりとリードしてくれるでしょう。とても役に立つ彼です。余計な心配をせず、ついて行きましょう。
地風升(ちふうしょう)5爻の恋愛運
貞吉。階に升る。
地風升は、上昇三卦のひとつ。五爻は、上りゆく道にかなっており大変よい。階段を上るようにたやすく目標を達成でき、希望してしていたことを成し遂げます。君子に優しく手を引かれながら、静々と高みに昇るようなイメージ。共に成長していける2人です。
地風升(ちふうしょう)上爻の恋愛運
升(のぼ)るに冥(くら)し。息(や)まざるの貞に利(よろ)し。
地風升(ちふうしょう)はスクスクと昇り進む卦ですが、上爻までくると流石に昇り過ぎです。きっと2人とも真面目で気が抜けないタイプなのかもしれません。たまにはホッとする時間があってもいいのかも。物質的にも感情的にもため込んだものがあったら整理してみましょう。
地風升(ちふうしょう)のまとめ
火地晋(かちしん)も上昇、出世の卦ですが、火地晋は少し焦りが感じられます。若さゆえの無鉄砲な感じがするのです。
一方、地風升(ちふうしょう)は、どっしりと確実な大器晩成型という感じ。多少のことではビクともしない、そんな大きな木に育ちそうです。
焦らず行きましょう。