今日の日めくり64卦は、
天地否(てんちひ)です!
天地否(てんちひ)とは?
天のエネルギー(男性的なもの)は
どんどん上に登っていき、
地のエネルギー(女性的なもの)は
どんどんしたに下っていく。
よって、男女が出会い、混じり合うことはない。
という卦です。
何とも未来のない…。
易経にはこうあります。
否はこれ人に匪(あら)ず。
君子の貞に利ろしからず。
大往き小来たる。
否は人の道が正しく行われない。
君子が行いを正してもよくならない。
立派なものが去っていき、つまらないものがやってくる。
否は否定の否です。
否定、否認、拒否…道が通じません。
「NO!」と言っているときです。
カードを見ても分かりますが、
大きな門の扉が固く閉じてられています。
この先、出会いはあるのか?
先日、クライアントさんを占っていたときのことです。
占い好きの友人と2人で来てくださって、
「結婚しないまま、結構いい年になってしまった。
この先、出会いがあるか占って欲しい」
ということでした。
何歳かは聞かなかったのですが、
柔らかくて落ち着いた雰囲気の女性だったので、
内心「出会いありそうなのにな〜」と思いつつ
本人にカードを引いてもらったところ、
出た卦が天地否(てんちひ)でした。
「えええ、なぜ天地否(てんちひ)?」
こういうときは、占う側も焦ります。
「えーっと、否は否定の否で…物事が通らないときに、出る卦です…」
なんとも歯切れの悪い私。
「やっぱり、私ダメなんだ…」
みるみるションボリとうなだれていくクライアントさん!
どうしよう!
念のため聞いてみます。
「結婚に対して、何か否定的なイメージを持っていませんか?」
結婚に対して否定的なイメージ、例えば、結婚したら自由が失われる、束縛される、楽しくない、大事にされない、などいった印象を心のどこかに持っていると、いくら口では「結婚したい」と言っていても、なかなか結婚につながる出会いに恵まれません。
でもご本人に聞いても
「よく分からない」とのこと。
扉が開かない理由が判明
なんだろうなー?と思いつつ之卦を見てみると、
なんと
.
.
.
なんと!
地天泰(ちてんたい)が!
これは男女和合の卦。
男女が幾久しく仲むつまじい、おめでたい卦です。
やっぱりー!
彼女ポテンシャルあるんじゃん!よかったー!
否の意味もそのとき分かりました。
なぜ天地否(てんちひ)なのか。
彼女が最初から言っていたのです。
「もう年だから」
「こんな年になってしまった」
「だから無理かもしれないけど」
まあ確かに、婚活市場では
「35歳以上は難しい」とか
「31歳がラストチャンス」とか
いろいろと厳しいことが言われています。
でも、40歳でも50歳でも出会う人は出会うし
結婚する人は結婚します。
そんな人は世の中にいくらでもいます。
恋愛市場に年齢制限はないのです。
否の状態を作り出すもの
彼女には、こんなことをお伝えしました。
- 年齢へのこだわりが否の状態を作り出している可能性があるということ。
- 誰かと出会い、幸せな家庭を築くのに年齢は関係ないこと。
- 心の扉を開けた先には、素敵な出会いが待っていること。
「ほっとしましたー」と笑顔になって帰っていかれました。
とても素敵な女性だったので
遠からずよい出会いに恵まれますことを
心よりお祈りしています!
そして、これをお読みのあなたにも、
大きな声で言っておきたいのですが、
/
人を愛するのに、年齢は関係ありませんよ!
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もっと自信を持ってくださいね!