火風鼎(かふうてい)とは?
火風鼎(かふうてい)の「鼎(かなえ)」とは、神前にお供えする料理を煮炊きする、三本足の釜のことです。古代中国では王位や帝位の象徴として用いられました。
「鼎は、元いに吉。亨る」とあり、願いごとは願った以上に叶う大吉の卦です。
火風鼎(かふうてい)の恋愛運
大吉です。精神的な面でも物質的な面でも満たされる、おおらかで豊かなパートナーシップを築いていけるでしょう。
火風鼎(かふうてい)初爻の恋愛運
鼎(かなえ)趾(あし)を顚(さかさま)にす。否を出すに利(よ)ろし。妾(しょう)を得て其の子を以てす。咎(とが)なし。
火風鼎は人にも物にも恵まれるとき。鼎の足を逆さまにして中の悪いものを外に出すのは良いことである。側室を得て跡取りの子供が生まれたとあり、新しく何かを始めるのによいときです。その際は、古いものを手放す必要がありそう。一旦リセットすることで新しい運気が芽生えます。再出発のタイミングです。
火風鼎(かふうてい)2爻の恋愛運
鼎(かなえ)に実(じつ)有り。我が仇(あだ)疾(やまい)有り。我に即(つ)く能(あた)わず。吉。
火風鼎は権力の象徴、養いの道。二爻は鼎の中に料理の具材がいっぱいです。しかしすぐ近くに自分に嫉妬して憎んでいる人がいるようです。近づかなければ実害はありません。本人がしっかりしているので問題なし。
火風鼎(かふうてい)3爻の恋愛運
鼎耳革まる。其の行(こう)塞(ふさ)がる。雉(きじ)の膏(あぶら)食らわれず。方(まさ)に雨ふれば悔いを虧(か)く。終(つい)に吉。
鼎は国家の大事、養い。取っ手が取れてしまい、美味しい料理を振る舞うことができません。雨が降れば熱くなりすぎた鼎も適温になるでしょう。焦りの気持ちがあるのかもしれません。じきに雨が振り出し事態は落ち着きます。終わりは吉ですので焦らず待ちましょう。
火風鼎(かふうてい)4爻の恋愛運
鼎(かなえ)の足を折る。公の餗(そく)を覆(くつが)えす。其の形渥(あく)たり。凶。
火風鼎は養いの道。四爻は、鼎の足が折れて神様にお供えするはずの料理がこぼれてしまいました。荷が重かったようです。手に負えないと思った仕事は断って。動きたくなるかもしれませんが、すべて裏目に出そうです。
火風鼎(かふうてい)5爻の恋愛運
鼎(かなえ)に黄耳(こうじ)金鉉(きんげん)。貞に利(よ)ろし。
火風鼎は、国家の大事を表します。鼎に黄金の耳と金の鉉(つる)がつきました。道にかなっておりよい。とてもおめでたいときです。たくさんの人から祝福されるようなことがあるでしょう。あなたの普段の心がけがよいからです。これからも誠実さを大切に。
火風鼎(かふうてい)上爻の恋愛運
鼎(かなえ)玉鉉(ぎょくげん)。大吉にして利(よ)ろしからざるなし。
火風鼎は国家の大事、養い。鼎に宝石で飾られた鉉(つる)がつきました。とてもおめでたいことです。これまでやってきたことの成果が出て皆でお祝いできるでしょう。素晴らしいですね。何ひとつ悪いことはありません。