山雷頤(さんらいい)の恋愛占い

山雷頤(さんらいい)とは？

頤は「あご」の意味があって、そこから食べること、養うことという意味があります。

「頤は貞吉。頤(い)を観て自ら口実を求む」

山雷頤は道を守っており吉である。他人の養い方を観察して、自分の口を養うのだと言っています。どうやって食べていくのかは大事なことですし、何を食べるのかも大事。美味しいものを食べて心も身体も健やかに養っていきたいですね。

恋人を選ぶときに「お腹いっぱい食べさせてくれそうかな？」を判断基準にすると概ね間違いがないようです。年収が多くてもケチな男の人はいますからね。とはいえ、この卦をいただいたときはさほど心配はいらないかも。食いっぱぐれなしの卦です。美味しいものをいっぱいご馳走してもらいましょう〜😋

爾(なんじ)の霊亀(れいき)を舎(す)て、我を観て頤(おとがい)を朶(た)る。凶。

山雷頤は養いの道。食に福のある時です。初爻は、自分に素晴らしい才能があるにもかかわらず、他人の仕事ぶりを羨んでいます。自分の能力・才能に自信を持てないようでは凶。自分の良いところを見つけて、それを養い育ててください。

顚(さかさま)に頤(やしな)う。経(つね)を拂(はら)う。丘において頤(やしな)う。征けば凶。

山雷頤は養いの道。今の彼はあまり頼りにならない人のようです。あなた(女性)の方が頼られてしまっていて、これは道に外れています。だからと言って、自分のパートナーではない人に頼ろうとするのはさらに良くない結果を招きます。困りましたね。

頤(やしな)いに拂(もと)る。貞凶。十年用うる勿(なか)れ。利(よ)ろしき攸(ところ)なし。

山雷頤は養いの道。三爻は、養いの道に背いています。道徳的であったとしても凶。そのような考えを用いるべきではない。良いところがないと言っています。頼る相手を間違えているのか、すっかり依存してしまっているのか分かりませんが、今のやり方では10年経っても幸せをつかめそうにありません。

顚(さかしま)に頤(やしな)う。吉。虎視眈眈。其の欲逐逐(ちくちく)。咎(とが)なし。

山雷頤は養いの道、食べること。四爻は、パートナーに養ってもらって吉。彼に上手に頼りながら、自分の目的を忘れることなくしっかり見つめています。その様子は獲物を狙う虎のようです。いいですね。虎のような美しさで彼のハートもしっかりキャッチです。

経に拂(もと)る。貞に居るに吉。大川を渉る可(べか)らず。

山雷頤は養いの道。食べることと心を養います。五爻は、君子の地位にありますが、自分の力で家族を養っていくだけの力量がありませんし、そのつもりもないようです。今の居場所にとどまっているのが吉。冒険はしないこと。

由(よ)りて頤(やしな)う。厲(あや)うけれども吉。大川を渉(わた)るに利(よ)ろし。

山雷頤は養い、食べること。上爻は、大勢の人から頼られる立場にある人です。皆を養わなければならないという重責を背負っています。しかし力量十分！とても頼りになる彼です。大船に乗ったつもりでいてください。