許容の芸術(The Art of Allowing)について、エイブラハムが語ったことです。
エイブラハムが言うには、私たちは本来、常に成長していますが、それにうまく合わせられないとき、不快感や不調を引き起こします。
そして、人生における真の満足は、拡大成長した自分に波長を合わせ続けることで得られるものであって、ただ人生を傍観していても得られないのだと言っています。
人生に満足できない理由

感情を使って、自分自身のもっとも拡大したバージョンに同調し続けましょう。
あなたは自身の拡大を押しとどめることはできませんが、怠けたり、いい加減にやって、拡大した自分に同調させないようにすることはできます。
そうすると、気分が悪くなります。病気になります。
人生を嫌いになります。
恐れを感じます。憎しみを感じます。怒りを感じます。
これらすべては、感情的な指標であり、あるいはデフォルト思考の物質的な現れです。
(注:デフォルト思考というのは改善されてない、ありのままの思考のこと)
ただ目の前にあるから考えているだけです。
テレビの前に座って番組を見ていると誰かが入ってきて、「あれは何?」と尋ねるとします。
あなたは「わからない。でも、とても惨めです」と答えます。
その人は「チャンネルを変えたらどう?」と言います。
あなたは答えます。「え?チャンネルは変えませんよ。部屋に入って座って、そこにあるものを見るだけです。そして、これは本当にひどいことだ、ってコメントするの」と。(会場笑い)
冗談で言っているのではありません。あなたがしていることのほとんどはそういうことです。
新聞の一面を読んで、条件反射的に反応をします。CNNを見て、条件反射的な反応をします。子供が電話してきたり、近所の人が何かをしたりすると、周りを見回して反応するだけです。
ただそこにあるものを見て反応し、そこにあるものを見て反応し、そこにあるものを見て反応します。
ただし、良いニュースもあります。
あなたはそこにあるものを見て反応するたびに、改善のロケットを発射しています。
とはいえ、改善に向けて波動の努力をしないと、人生はあなたから遠ざかっていってしまいます。
だからこそ、人々は肉体で長く生きれば生きるほど、不機嫌になり、病気になることが多いのです。
人生は彼らを拡大させ続けていますが、彼らはそこへ行こうとせず、ただ同じチャンネルを見続けています。ただそこにあるものを見て、見たものについてコメントし続けます。
では、この「許容の芸術(The Art of Allowing)ワークショップ」は、何を受け入れる芸術について語っているのでしょうか?
それは、私の人としての身体、私の物理的な頭脳、私の物理的な集中力を使って、自身が到達した最高潮の状態へと、自分自身を波動的に一致させることについてです。
そこに真の満足が生まれるのです。
瞬間から瞬間へと続く満足感。
人生を探求し、自分が望まないことと、望むことを知る。これ以上に素晴らしいことはありません。
そして、あなたは自分が拡大したことに気づくでしょう。その証拠に、なぜか落ち着かない気持ちになります。新しい自分になったのに、古い考え方の癖(chronic habits of thought )が、そこへ行くのを邪魔してしまうからです。