天沢履(てんたくり)の恋愛運

天沢履(てんたくり )とは？

天沢履 (てんたくり)は、天つまり剛である男性に和やかな女性が付き従っている様子。

「虎の尾を履(ふ)む。人を喰らわず。亨(とお)る」とあり、虎の尾を踏むような危険と隣り合わせです。ですが「人を喰らわず」とありますから、恐れを捨てて柔軟な気持ちで対処することで、物事が通って行くでしょう。

天(剛強な男性)と沢(少女)の組み合わせから、大人物に愛らしい女性が恐縮しながら従っていると見ます。うっかり尻尾を踏んでも「ごめんね！ダーリン！」と可愛く謝るので、仕方なく許しちゃう…またこいつにやられたぜ。みたいな関係😊

素履。往きて咎なし。

天沢履の履は、はきものこと。「素」は、素直、素足、素顔のイメージ。飾らないそのままのあなたで歩いて行ってください。持って生まれた素質が光るときです。素直なあなたが1番です。きっと良い結果が得られます。

道を履む。坦坦。幽人貞吉。

天沢履は、物事を履み行うこと。世俗のことに心を乱されることなく、淡々と自分の道を守る。マイペースで自分のやるべきことに集中。そうすることで精神的な安らかさを得るでしょう。孤高の人みたいにね。自分の幸せに集中です。

眇(すがめ)能(よ)く視る。跛(あしなえ)能く履む。虎の尾を履(ふ)めば、人を咥(くら)う、凶。武人大君たらんとす。

天沢履は決めたことを実行する。三爻は、目が見えないのに見える、歩けないのに歩けると思っている人です。うっかり尻尾を踏むとガブリ！と食べられてしまいそう。その彼は本当に君子ですか？ただの乱暴者かもしれませんよ。なかなか意志の疎通ができなくて苦労するとき。

虎の尾を履む愬愬(さくさく)。終に吉。

天沢履は物事が行われるとき。「愬愬(さくさく)」とは恐れ慎んでいる様子。かしこまっています。そのようであるので、尻尾を踏んでも喰われません。やるべきことがあるならばサクサクと実行しましょう。思いに反して相手を傷つけてしまったときは素直に謝ると、より親密な2人になれるはずです。

履(ふ)むことを夬(さだ)む。貞なれど厲(あやう)し。

天沢履は、履み行うこと、礼節。五爻は君主として物事を定め、決行していかなくてはなりません。道にかなっていますが、危うさもあります。彼はあまり恋愛という気分ではないかもしれませんが、あなたのことはちゃんと考えてくれているようです。

履(ふ)むことを視(み)て祥(しょう)を考う。其れ旋(めぐ)れば元吉。

自分のこれまでの行いを振り返り、何が自分に祥(さいわい)をもたらしたか考える。間違えたことは、その轍(てつ)を踏まないようにする。そうすることで、大きな吉を得る。過去の自分の恋愛パターンを振り返ってみるとヒントが見つかるかも。

「目の前に危険がある」と言われると、つい尻込みしたくなりますが、でも「喰われない」とも言っています。

危険はあるかも知れないけど、命を落とすほどのことはないということなのでしょう。

世の中の多くの人は、チャレンジする生き方よりも失敗しない生き方を選びます。安全第一です。

そして、たまにどんどん進んで行って虎の尾を踏んで、それでも虎に喰われずに無事に生還した人を見て「すごい！」と褒め称えます。

でも、いろいろと話を聞いているうちに、「あれ？もしかして、私にもできるかも？」という気がしてきて、自分もチャレンジしてみます。

そうやって頭のおかしい人が増えていったらいいのにな〜。

最近は「結婚しない男女」が増えていると思っていたら、結婚どころか付き合ったこともない男女が増えていると聞いて、本当かな？と思っています。

安全思考が強すぎるのかもしれませんね。

お付き合いしている男女はそれだけでチャレンジャーと言ってもいいかも知れない。

そんなことがチャレンジになるなんて、面白い世の中です。

でもまあ結婚は今も昔もチャレンジでしょうね。

恐れずに取り組んでいただきたいです。